あずきは、東アジアが原産の豆で、日本でも古来、人々に珍重されてきました。中国で書かれ、世界最古の薬学書である「神農本草経」には、あずきの煮汁が解毒剤として用いられていたと記されています。

 

中国でも日本でも、食べ物としてよりも、その薬効を長いこと活用していたのでしょう。

 

あずきの特徴として、まず目を引くのは、豆類のなかでも独特な赤紫色をした皮の色です。 東洋医学では、赤は太陽や血といった「生命」を象徴する色であり、魔除けの力があるとされてきました。そのため、あずきも、宗教的な行事や儀式などで重用され、しだいに薬としてだけではなく、食べ物としても人々に広まっていきました。

 

あずきに、実は優れた健康効果があることまでは、あまりよく知られていません。あずきの健康効果を語るうえで、特筆すべきは、そのポリフェノールの多さです。 美容にも効果的な上にむくみの排泄にも効果があります。